サゾールワックスは、南アフリカのサゾール社が天然ガスを原料として製造しています。
サゾール社が世界で最初にフィッシャー・トロプシュワックス(FTワックス)の製造を開始し、現在に至るまで最高の品質で高い競争力のあるワックス製品を様々な産業分野やその処方に応えるべく生産しています。
サゾール社の高いフィッシャー・トロプシュ製法技術によって、サゾールワックスは多くのグレードがラインアップされており、それらの多くは米国FDA(Food and Drug Administration)に準拠しています。
加藤洋行は、サゾール社の製造するワックスの日本総代理店として、年間およそ3,000トンのサゾールワックスを輸入販売しています。
サゾールワックスの特徴は、高い結晶度、融点の高さ、低い溶融粘度、硬質であることが挙げられます。様々な融点・凝固点、様々な形状の商品があり、幅広いニーズに応えられるワックスです。
分枝を有しない直鎖の分子構造が、これらの性質を実現しており、高温条件下でも使用においても性能を損ねにくく、長期間の熱にさらされても劣化がほとんどありません。